最近、はじめてヨーヨーを手にした人へ

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ヨーヨーは、ひとりで技を覚えていくだけでも楽しいものです。ただ、もうちょっと知っているだけで、ヨーヨーの世界はグッと深くなり、よりおも しろいものになります。そんな、競技ヨーヨー、スポーツヨーヨーの話を簡単にまとめましたので、読んでもらえるとうれしいです。

ヨーヨーについて

ヨーヨーは、何千年も昔から親しまれてきた遊びです。現在主流の「下で空回りするヨーヨー」やプロモーション手法は、約90年前のアメリカで始まりまし た。日本では1970~80年代に流行した「コカコーラヨーヨー」や80年代後半の「スケバン刑事」、90年代後半に大ブームを起こした「ハイパーヨー ヨー」が有名です。(知らない人は40-50代の方に聞いてみてください。おもしろい話がきけるかもしれません)そんなふうに、 ヨーヨーは多くの時代に、多くの世代によって楽しまれてきました。

ハイパーヨーヨーについて

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1997年にバンダイが発売を始めたヨーヨーシリーズのブランド名が「ハイパーヨーヨー」です。2010年から2013年に発売されたのは「第3世代」のハイパーヨー ヨーにあたります。ハイパーヨーヨーは、実際の競技ヨーヨーのメーカーが作っています。「おもちゃメーカーが発売」というと「子ども向けのおもちゃ」なんじゃな いかと思う人がいるかもしれませんが、ハイパーヨーヨーは、実際に競技会で使用されるヨーヨーを作っているメーカー(ダンカン、ヨーヨーファクトリー、ヨ メガ) が作っています。駄菓子屋やみやげもの屋の、100-300円ぐらいのヨーヨーとはまったく違う高性能なヨーヨーたちです。

ほかの競技ヨーヨーについて

ハイパーヨーヨーも、もちろんいいヨーヨーですが、それ以外にもすばらしいヨーヨーがたくさんあります。ハイパーヨーヨーとして紹介されているブランド「ダンカン」「ヨメガ」「ヨーヨーファクトリー」も、ハイパーヨーヨーのほかにいろいろなヨーヨーを出していますし、それ以外にもc3ヨーヨーデザイン、エアロヨー、CLYW、ワンドロップや国内メーカーのターニングポイント、サムシングなどすばらしいヨーヨーがたくさんあります。しかし、安いだけのまともにプレイできないヨーヨーもいろいろなお店でみかけるかもしれません。 その区別が難しいときは、ヨーヨーの専門店が各地にありますので、そこで相談・購入することをおすすめします。

ヨーヨーの練習会・クラブ・集まりについて

全国各地で、いろいろな練習会やヨーヨークラブがボランティアで開催されています。無料だったり、数百円の会場費だけで参加できる集まりばかり ですので、一回遊びにいくとおもしろいと思います。うまい人もいますので、できないトリックやメンテナンスなどわからないことも教えてくれます。「ヨー ヨー仲間」を作るいいチャンスです。ぜひ活用してください。

ヨーヨーの団体・大会について

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バンダイのハイパーヨーヨーには、すべて「JYYA(ジャパン・ヨーヨー・アソシエーション)」の公認ヨーヨーと書いてあります。こちらのJYYAは、デモンストレーターの派遣や教室・普及活動に力を入れています。一方、競技会に関しては、「一般社団法人 日本ヨーヨー連盟(JYYF)」 が、世界大会やアジア大会のシード権をかけた競技大会を開催しています。参加者は15~30歳ぐらいが多く、子どもの遊びのイベントというよりは、スポー ツの競技会に近い雰囲気・熱気があります。競技はフィギュアスケートのようなフリースタイルとよばれる自由演技で行われ、プレイヤーはその難易度や表現力 を競い合います。世界大会には、通常30カ国以上の選手が集い、競い、交流をして、お互いに健闘をたたえ合ったり、技術を交換したりしていま す。

最後に

家でヨーヨーをして遊ぶだけでも楽しいと思います。ただ、競技ヨーヨーの業界はもっと大きく、そし てエキサイティングです。ぜひ、その広い世界ものぞいてみてください。いままでにはなかった景色が広がっているかもしれません。 当サイト「GIOY」に上記に関する詳しい情報を掲載しています。また、GIOYから紹介するサイトにもいろいろな情報がありますので、ぜひ一度ご覧ください。

 

ナショナルヨーヨーマスター 三居 弘典(みい ひろのり)

2010年4月6日(2014年10月20日修正)